【詩】いたのだな
『いたのだな』
そこにいたのだな
知ってはいたが気づかなかった
見てはいたが気づかなかった
こんなに大きくても気づかなかった
そんなに高くまっすぐ伸びて
何を眺めているのか
誰のために伸びるのか
この大学でのことは全て見てきたのか
私のことも初めから知っているのだな
あなたはここで最も高く伸びた木
まっすぐ天に向かって伸びる姿
知っても知らなくても見守っている姿
私の愛する主のようだな
そこにいたのだな
あなたに気づけて
私は嬉しい
あなたも嬉しいだろう
私が神様の愛に出会った初めの場所
あなたの足元だ
投稿者プロフィール
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早稲田理工3年。
大喜利や詩で文学を独学中のアフロ。